この記事のライター:Natu

漫才・コント問わずお笑いを見るのが好きです。かまいたち、ナイツ、空気階段、タイムマシーン3号、金属バット、蛙亭、東京03など独特な世界観を持つ芸人さんが特に大好きです。

若手漫才師の看板となったM-1グランプリ。第一回目のM-1グランプリ2001で優勝した中川家のネタや、出場したコンビなど、大会の様子をまとめました。

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M-1グランプリ2001決勝戦の結果

M-1グランプリ2001の決勝戦を戦う10組のコンビの感想を紹介します。
第一回目のM-1グランプリはどんな様子だったのでしょうか。

決勝日 2001年1225
番組司会 島田紳助/赤坂泰彦/菊川怜 
審査員 島田紳助/松本人志/鴻上尚史/ラサール石井/春風亭小朝/青島幸男/西川きよし
参加数 1603組

M-1グランプリ2001:ファイナルラウンド

M-1グランプリ2001ファイナルラウンドは2組しか枠がありません。
さらに、審査は、審査員が点数を入れるたびに開票するシステムだったため、手に汗にぎる結果発表となりました。

ファイナルラウンド1組目 中川家

優勝が決まるファイナルラウンド1組目は中川家
イライラすることをテーマにお兄ちゃんの連続ボケから始まります。
中川家の細かいモノマネの中でも好きな『よくいそうなおじさん』のモノマネをちょこちょこ挟んでいました。

落ち着きさえ感じる堂々とした漫才は、審査の前から王者の貫禄が感じられるほどです。

ファイナルラウンド2組目 ハリガネロック

ファイナルラウンドラストはハリガネロック。
学校の先生をテーマにした内容で勢いよく笑いを取っていきます。

ファーストラウンドで、トップバッターの中川家とラストだったハリガネロック。
2組は同期でもあり、バチバチの戦いを見せていました。

M-1グランプリ2001:決勝ファーストラウンド

1603組の応募の中から勝ち進んできた10組による決勝ファーストラウンド。
その順番は運命のクジ引きによって決まります。
それでは、トップバッターの中川家から順番に10組をまとめました。

中川家

コンビ名 中川家 中川 剛(ボケ)

中川 礼二(ツッコミ)

結成年 1992

M-1グランプリ第一回大会でまさかのトップバッターとなった中川家。
さらに、結成9年目のため初出場でラストイヤーという正念場でした。
かなりの緊張だったはずですが、それを全く感じさせない中川家の兄弟漫才はまさに天下一品ですね。

『危険なこと』をテーマに、得意の、電車や犬の鳴き声のモノマネや
小ボケをふんだんに挟み、会場を一気に中川家の色に染めます。
ネタが始まる前に、中側家がトップバッター!?という島田紳助さんのコメントがありましたが、
実は、中川家だったからこそ、素晴らしいスタートが切れたのかもしれません。

島田紳助 松本人志 鴻上尚史 ラサール石井 春風亭小朝 青島幸男 西川きよし
80点 70点 85点 90点 90点 90点 91点

(合計829点)

フットボールアワー

コンビ名 フットボールアワー 岩尾 望(ボケ)

後藤 輝基(ツッコミ)

結成年 1999年

結成2年とは思えない堂々とした漫才を繰り広げたフットボールアワー。
フットボールアワーと言えばボケの回数の多さ。
矢継ぎ早に会場の笑いを取っていきます。

三回目の大会となるM-1グランプル2003年で優勝を勝ち取っていますが、
第一回からすでにその片鱗がうかがえました。

スピード感のある漫才ですが、
ネタ終わりのインタビューでコメントを求められたときに、
「汗がすごい」と答えるのんちゃんには、思わずほっこりします。

島田紳助 松本人志 鴻上尚史 ラサール石井 春風亭小朝 青島幸男 西川きよし
66点 55点 82点 82点 80点 80点 90点

(合計726点)

チュートリアル

コンビ名 チュートリアル 徳井 義実(ボケ)

福田 充徳(ツッコミ)

結成年 1998年

2006年のM-1グランプリでは王者のチュートリアル。
2001年のM-1では、決勝にいけるのは2組だけ。順位がついてくる3番目は、注目どころです。
登場からすぐに福田さんの顔面いじりから始まり、会場を沸かせていました。

掴みのあとは、昔話をテーマに徳井さんのボケが炸裂します。
徳井さんのボケは、妙に現実的だったり、ドラマチックだったり、合理的だったり。
会場の笑いの量も多かったように感じますが、視聴者点数は思ったよりも低く、会場からは「え~!?」という声もありました。

島田紳助 松本人志 鴻上尚史 ラサール石井 春風亭小朝 青島幸男 西川きよし
60点 50点 75点 68点 75点 75点 80点

(合計637点)

アメリカザリガニ

コンビ名 アメリカザリガニ 平井 善之(ボケ)

柳原 哲也(ツッコミ)

結成年 1994年

ハイ!という柳原さんの突き抜けるハイトーンボイスからすでに笑いが起こるアメリカザリガニ。
当時の人気の高さがうかがえます。
ドライブスルーのネタで、柳原さんに大きな声を出させるくだりが好きです。

ハイテンションなアメリカザリガニの漫才は見ていると元気をもらえること間違いなし!
得点も高く、暫定2位のフットボールアワーを抜く結果となりました。

島田紳助 松本人志 鴻上尚史 ラサール石井 春風亭小朝 青島幸男 西川きよし
74点 65点 84点 92点 80点 85点 88点

(合計796点)

おぎやはぎ

コンビ名 おぎやはぎ 小木 博明(ボケ)

矢作 兼(ツッコミ)

結成年 1995年

今やなかなか見る機会がなくなったおぎやはぎの漫才。
小木さんが『歌手になりたい』というテーマで、おぎやはぎらしい脱力系の漫才が繰り広げられました。
その独特なスタイルはM-1グランプリ2001では全く受け入れられず、視聴者の得点では、大阪ブロックからなんと9点しかもらえず……。これには本人たちも苦笑い。
個人的には、人をくったようなおぎやはぎの漫才はとても好きで、受け入れられていないところも含めて面白かったです。

島田紳助 松本人志 鴻上尚史 ラサール石井 春風亭小朝 青島幸男 西川きよし
50点 60点 73点 82点 75点 80点 77点

(合計540点)

キングコング

コンビ名 キングコング 梶原 雄太(ボケ)

西野 亮廣(ツッコミ)

結成年 1999年

M-12001年最年少コンビだったキングコング。
フレッシュなパワーがあり、テーマも『コンパ』という若々しいものでした。
身振り手振りが大きく、見栄えの良さを感じる漫才スタイル。
キングコングも会場で起きている笑いよりも視聴者点数が低く、会場からは意外そうな声が上がっていました。

島田紳助 松本人志 鴻上尚史 ラサール石井 春風亭小朝 青島幸男 西川きよし
74点 55点 83点 76点 70点 75点 95点

(合計707点)

麒麟

コンビ名 麒麟 川島 明(ボケ)

田村 裕(ツッコミ)

結成年 1999年

M-1側が完全ノーマークだったコンビとして登場し、注目を集めた麒麟。
突如躍り出てきたコンビに審査員の人たちもドキドキしたのではないかと思います。
そんな中、テンポよく漫才を進めていきます。

川島さんがはっちゃけるターンと田村さんがはっちゃけるターンがそれぞれあり、ボケとツッコミが自然に変わるスタイル。
12月は寂しいというテーマで繰り返す展開をするかと思いきや、田村さんの動きに川島さんがアテレコをするといった革新的なボケはかなり印象的なものでした。
審査員の松本人志からは、一番良かったというコメントも飛び出すほど。
ランキングが繰り上がるかも!?と一番食い入るように見たのは麒麟でした。

島田紳助 松本人志 鴻上尚史 ラサール石井 春風亭小朝 青島幸男 西川きよし
75点 75点 83点 90点 65点 75点 79点

(合計741点)

ますだおかだ

コンビ名 ますだおかだ 増田 英彦(ボケ)

岡田 圭右(ツッコミ)

結成年 1993年

吉本興業の芸人さんが数多くいる中、松竹芸能のますだおかだですと名のりを上げるますだおかだの増田さん。
続いて、「不利不利!」と声を上げてパンキッシュな笑いを取りにいき、会場を沸かせました。

ボケの数が多く、安定した漫才をする実力派。
岡田さんの、相手に突っ込むというよりも状態を大声でいうツッコミが好きで、特に、「(俺の)人生ペラペラ!」という岡田さんのセリフがツボでした。

島田紳助 松本人志 鴻上尚史 ラサール石井 春風亭小朝 青島幸男 西川きよし
78点 70点 84点 88点 80点 80点 95点

(合計770点)

DonDokoDon

コンビ名 DonDokoDon 山口 智充(ボケ)

平畠 啓史(ツッコミ)

結成年 1994年

最年長コンビのDonDokoDon。
迷子のアナウンスや警察官のドキュメントなどをテーマに漫才が進み、ユニークなアナウンスのモノマネやモザイクのかけ方がおかしな犯罪者など、ぐっさんワールド全開です。

ぐっさんのボケは安心して楽しめるクオリティの高さがありますが、爆発的な笑いには繋がりにくいようでした。

島田紳助 松本人志 鴻上尚史 ラサール石井 春風亭小朝 青島幸男 西川きよし
64点 65点 84点 82点 65点 85点 75点

ハリガネロック

コンビ名 ユウキロック(ボケ)

大上 邦博(ツッコミ)

結成年 1995年

ラスト10組目はハリガネロック。
華やかに登場し、「疲れてたらあかんぞ!」とお客さんを煽るスタイルで、毒気のあるネタを繰り広げていきます。
一騎打ちの戦いとなったアメリカザリガニを退け、809点という高得点で2位に君臨したハリガネロック。
1位の中川家と同期同士の戦いになりました。

島田紳助 松本人志 鴻上尚史 ラサール石井 春風亭小朝 青島幸男 西川きよし
75点 60点 85点 92点 70点 90点 95点

(合計809点)

M-1グランプリ2001準決勝進出コンビ

12/1に東京のルミネtheよしもと、翌日12/2に大阪のなんばグランド花月で準決勝が行われました。
1~3回戦を勝ち進み、準決勝まで進出した35組のコンビ。

その中には、M-1グランプリ2001年優勝を惜しくも逃したものの、2003年M-1グランプリの王者に返り咲いたフットボールアワーや2006年M-1グランプリ王者となったチュートリアル。

さらに、2001年では決勝まで行けなかったけれど、2005年のM-1グランプリ王者となったブラックマヨネーズといった次期M-1王者たちが集結していました。

1度優勝できなかったからといって諦めず、数年後に勝ち取っているところにドラマを感じます。
そもそも、多くの組数の中から準決勝に進出したこと自体すごいことですよね。

 

M-1グランプリ2001準決勝進出コンビ一覧

青空/アップダウン/アメリカザリガニ/アンタッチャブル/イザベルとベネ/石田・花子/おぎやはぎ/COWCOW/カリカ/麒麟/キングコング/号泣/サバンナ/シャンプーハット/ダイノジ/タカアンドトシ/チュートリアル/$10/飛石連休/DonDokoDon/中川家/2丁拳銃/ニブンノゴ!/華丸・大吉/ハリガネロック/ビッキーズ/フットボールアワー/ブラックマヨネーズ/ペナルティ/ますだおかだ/ランディーズ/りあるキッズ/ルート33/レギュラー/ロザン

M-1グランプリ2001の感想

日本一の漫才師を決めるM-1グランプリ。
王者は1000万もの賞金を手にできるという、規格外の大会の第一回目となるM-1グランプリ2001。
ここから全てがはじまる、そんな記念すべき大会でした。

画面越しからも伝わる審査員・芸人さんたちの緊張を感じながら漫才を見るという特別さは、通常、テレビで見るお笑いとは全く違った面白さがありますよね。

本番中に物が倒れる音がしたり、司会の赤坂泰彦さんがコンビ名を言い間違えてしまったりといったバタバタ感も第一回目ならでは醍醐味ではないでしょうか。

M-1グランプリ2001では、決勝戦に進める組数は2組だけでした。
ここから、組数の増加や敗者復活戦、エントリーできる年数延長など、変更を重ねていきます。
最近のM-1や自分の好きな年のM-1と見比べて見るのも面白そうですね!

M-1グランプリ2001を動画でフル視聴するには

日本一の漫才師を決めるM-1グランプリ。第一回目のM-1グランプリ2001は、生放送で行われ、そのピリピリとした緊張は、フルで観ることで味わえます。
また、ネタだけじゃなく、司会者とのやり取りも芸人さんによって色が違うもの。

大会をフルで視聴して楽しんでくださいね。

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